ピアノを弾く伊藤の写真

代表あいさつ

 

  ピアノ調律また教室をご利用いただき誠にありがとうございます。私は小さな頃から音楽が好きで、リコーダーから始まり、アコーディオン、DTM、そしてピアノと好奇心の赴くままに楽器を楽しみました。しかしピアノへの愛着は大人になっても変わらず、現在に至るまで楽しんでおります。

 

 もともと当ルームはピアノ教室から始まりました。私自身は音楽大学を出ているわけではありませんが、音楽は本来“音”を“楽しむ”ものであるゆえ、ピアノという道具を使って音の楽しみ方を教えるのが本来のあり方であるとの思いから、現在に至るまで約25年レッスンを行なっております。A&Pの“A”はアンサンブルのA、“P”はピアノのPであり、単にピアノを弾けるようになるという目標だけではなく、みんなで音楽を奏でることの感動を味わうこともできるよう、用いうる様々な楽器を使用してレッスンを行なっております。またできる限り一人一人に合わせたレッスンができるよう、教材や教育方法を考えて行なっております。

 

 ピアノ教室を運営しながら私は、ピアノ調律ができるようになることを望んでおりました。難しいとの思いから半ばあきらめておりましたが、ある時調律師の友人が、調律を教えてくださるとのことで飛び上がる思いで弟子入りしました。調律、修理、また消音装置の取付技術などは大変根気の要るものでしたが、機械好きであることも幸いして無事習得することができました。もともと持っていた演奏者の耳と指先の感覚を、調律師として演奏しやすいピアノに仕上げていくのに用いることができ、楽曲の“音”を演奏するだけでなく、ピアノという楽器が奏でる“音楽”を作り上げていく喜びも味わうことができるようになりました。

 

 ピアノという楽器は、アナログの世界にある人間の技術の結晶であります。そこには試行錯誤と妥協の両面があって現在の形に至りました。しかしそこにはデジタルの世界では決して成しえない深みがあります。その感動を、ピアノ講師として、またピアノ調律師として、皆様にお届けするお手伝いを是非させていただければ幸いと存じます。

 

 今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

 

A&Pミュージックルーム伊藤

 

代表 伊藤 直弘